「リンカーン」

 やはり、僕は「フレンドリーダウンタウン」って企画は好きだなぁ。「浜田がビンタ」だけは異物感が拭えないけれど、それを除けば程良く和んでいてとても好き。松本人志にストイックさのみ求めてる人は耐え難いだろうけど、僕は下手すると寧ろこういうダウンタウンの方が好きだったりするので、そういう人間にはとても良い企画なのです。

 今回はビビる大木でしたが、運転がショボすぎる大木にダウンタウンが二人して心配したり、昔話を声を張って喋る松本、状況により「大木とダウンタウン」になったり「大木・松本と浜田」になったり、大木の子供の教育方針の質問に普通に答えるダウンタウンや、ピラティスに夢中になるおっさん三人など見所沢山。

 個人的に面白かったのは最後の居酒屋。最初、ダウンタウンが二人して酒の飲めない大木に酒勧めてんだけど、浜田が段々Sッ気全開になってくると、松本はちょっと引いてんの。その無責任さが可笑しくってしょうがなかったです。いちいち「医者に死ぬって言われて……」って強調する大木も。で、その後には「 200 万くれたら」とか言い出すしね。あぁ、可笑しい。

 その後のスタジオでの、大木の「医者に死ぬって言われてるのに飲んだ」という大木に、「ピンピンしてるやんけ!」と言い返した松本も、松本らしすぎてゲラゲラ笑いました。そういう問題じゃない。

 でも、酒が飲めない人に酒勧めるのは本気で殺人になりかねないので、良い子は真似しないでね。

 だいたひかるのネタ影武者企画は、元ネタそのものが正直そこまでキャッチーじゃないってのもあって、「ん〜……?」って感じだったのが残念。さまぁ〜ず二人のネタが、「さまぁ〜ずが言ったら面白い」の典型だったのには笑ったけれど。

 途中のミニ予告みたいなのに浜田が磔にされてパイ投げ喰らってた画があったけど、あれは何なんだろう。企画自体は不安だけど、久々に「ガキの使い」以外でダウンタウンが(特に浜田)体張るのはちょっと楽しみ。