「ヤングタウン土曜日」
珍しく今週、さんま師匠の前にはお土産がいっぱい。ショージさんからの水羊羹、高橋愛さんからの八つ橋です。ショージさんがお土産を持ってくることが不可解でしょうがないさんま師匠、ショージさんに
「金、拾たん?」
入り口そこかよ。
勿論金を拾ったわけではなく、バッファロー吾郎のイベントで一生懸命やった自分へのご褒美のついでに買ってきたんだそうです。バッファロー吾郎とショージさんのイベントって何だろ。
一方、高橋さんの八つ橋はお母さんとの京都旅行のお土産だそう。さんま師匠は「福井なら京都なんか珍しくないやろ?」と不思議がりますが、高橋さんの代では修学旅行先が京都じゃなく(次の代から京都になったらしい。修学旅行が隣県……)、今まで行ったことがなかったそうです。
そんな高橋さんが買ってきたのは八つ橋。「生八つ橋の方が美味しいやろ」と言うさんま師匠に、「賞味期限持たないんで」と答える高橋さん。「いつ帰ってきたの?」と訊かれた高橋さん、「先……」と言いかけてさんま師匠に「 1800 年!?」とボケられたために、ノリでこう回答。
「10 年ぐらい前です」
おお……高橋さんがボケた……と感心してしまった瞬間でした。
今週のゲストは田中れいなさん。田中さんの誕生日が 11 月 11 日と知って、さんま師匠
「藤沢めぐみと一緒やわ!」
藤沢めぐみというのは構成作家。「踊る御殿」とか「からくり」とかでお見かけする名前です。全くピンと来てない一同に、藤沢、通称「めぐちゃん」を簡潔にこう説明するさんま師匠。
「昔、不倫しててね」
そこかよ。不倫してた男から「1」並びの馬券を貰って別れたそうです。うわーどーでもいいー。
そんな日(どんな日だ)に産まれた田中さんに、さんま師匠はこんな残念なお知らせをします。
「ゾロ目を誕生日に使うてるから人生使えへんよ」
曰く、「人生ゾロ目はつきすぎてる」とのこと。そのサンプルが先ほどの藤沢で、全く幸せじゃないそうです。そういうわけで、さんま師匠は改めて田中さんにこう忠告。
「幸せじゃない人生やけど、頑張れ」
ひとりのサンプルと同じ扱いを受けてしまった田中さんは、こう抗議。
「幸せですよ今のところ」
お心当たりでも?
そんな田中さん(どんな田中さんだ)は、現在 15 歳。驚くさんま師匠に、藤本美貴さんはこう解説。
「昭和 1 年産まれで……」
うわースタジオで一番年上ー。玉井さん「もの凄い若作りですよね」さんま師匠「初めてやわ、80のおばあちゃんにキスできるなー思たの」。藤本さんは「平成元年」という言葉を覚えましょうね。
若さ溢れる田中さんを前に、「俺は惰性で生きてるからね」と呟くショージさん。曰く、ショージさんの人生のピークは小学五年生の頃で、潜ったらサザエがいっぱい居たんだそうです。藤本さん、
「それはピークですねー」
お前ショージさんなめてるだろ?
さんま師匠に言わせれば、そんな既に人生のピークを 2 回は迎えてるという藤本さんと高橋さん。田中さんに至っては今がピークでこれからは落ちる一方だそうです。可哀想に……。
勿論、そんなさんま師匠も今まで色んな人生のピークの波を乗り越えて来ました。大物カップルだなんだと騒がれ、そんな人生の波を乗りこなしていたら思わぬ珊瑚礁にぶつかり、骨折、血塗れになりました。
「それが、大竹しのぶ波ですよね」
ザ・ビックウェーーーーーブ!!
そんなさんま師匠から見れば、人生なめてる田中さんがモーニング娘に入ったのは 13 歳の頃。それを聞いたショージさん、
「その頃セミ食うてた」
さんま師匠やショージさんの子供時代は、セミやタニシを食ってたそう。田中さんのように「髪を染める」とか「ピアスを開ける」なんてのは不良の証だったそうです。
そんな時代を過ごしてきたさんま師匠、娘がピアスを開けたら絶対に殴ろう!と思っていたそうです。が、カナダから帰ってきたいまるさんから発せられた言葉は
「三つ開けちゃった」
流石のさんま師匠も「へぇ……かっこいい……」と言うしかなかったそうです。こうして、一回だけ親っぽく反対してみたかったさんま師匠の夢は、一瞬にして潰えたのでした。恐るべし、いまるさん。
そんないまるさんは、次はタトゥーを入れそう、とのこと。もうさんま師匠は「あいつは入れると思う」と容認の方向なようです。さんま師匠にとってはタトゥーは珍しいもんでは無いらしく、というのもさんま師匠の知り合いの夫婦で、「夫婦で何か嫌なことがあったらタトゥーを入れる」というのが居るのだそうです。で、その夫婦の現在の状況は
「既に全身タトゥー」
これがホントの………あ、何にも思い付かねぇ。
今週もぶーやん温度の所為で寒いスタジオからお送りする「前略のコーナー」。出演者全員が「寒い」と言い続ける中、ひとり汗を拭き続けるぶーやん。お前どんだけ暑いねん……。
以前、安倍さんで色々あった作詞選手権で大好評だった、高橋さんの名作「ダコダコYEAH! ダコダコYO!」。今回、改めて録音が流されましたが、今聴いてもスタジオ全体が躁状態です。その中で、「唯一『ダコダコ』を理解する人間」として登場したのが、今週のゲストの田中さん。田中さん曰く、「パイナップルを食べたらなった」そうです。
しかし案の定、高橋さんと田中さんの二人がかりで説明しても、一向に理解されない「ダコダコ」。あまりにも説明出来ないため、田中さんがとうとうこんな真実を告白。
「ちゃんとした意味は分かんないんですけど何となくで『分かります』って言っちゃったんです」
きっと「分かんない」って言ったらぶん殴るんだな高橋さんは(えー)。
なんとか「ダコダコ」を理解しようと、色んな例えを出すさんま師匠とショージさんでしたが、それらはことごとく高橋さんに
「違います」
と撃墜されていきます。こうして、今週も「ダコダコ」は謎のまま終了、さんま師匠は
「今度パイナップル食べ過ぎてみるわ……」
果たして「ダコダコ」が理解される日は来るのでしょうか。
リスナーから「同期の道重さゆみさん、亀井絵里さんと違って、田中さんは現場に鬼のtシャツを着てくる子」とチクられる田中さん。この日も、なんと髑髏のスカジャンを着てるそうで、ますますヤンキー花盛り。さんま師匠曰く、田中さんは
「『時雨』言う暴走族の総長に似てる」
それ誰やねん。
そんな田中さんは、同期の二人をどう思ってるのか?というリスナーからの質問に、田中さんは簡潔に回答。
「別になんとも思わないですけど。勝手にやっとって、みたいな」
あれ?抗争?
暴走族総長そっくりな田中さん(酷い言い草だ)は、部屋にぬいぐるみも置かないそうで、曰くお母さんからの影響だそう。お母さんは女の子っぽいことをせず、どっちかというとゲームセンターに連れていくお母さんだそうです。うわー……ホンモノじゃーん……。
田中さんの話で、「さんま師匠の考える田中さんのお母さん像」はこんな感じに。
「『仁義なき戦い』新しいの観よか?」
「お前、今日 5 歳の誕生日やから完結編観よか」
「これの菅原文太さんが一番ええときや」
実際、「仁義なき戦い」で涙しそうだもんな田中さん。「アニキーー!」とか(←観たことないのでイマイチイメージできない)。
ヤンキーっていうか既に極道扱いの田中さんは、プーさんとかチップとデールとか観てもかわいいとか思わないし、ディズニーランドとかのパレードも観たいとは思わないし、「トトロ」とかも観てないんだそうです。まぁ、いまるさんは「トトロ」を観せまくったのに部屋中髑髏だらけになったそうですが。
そんな田中さんは、メンバーの間では藤本さんと一番話が合うそう。「藤本も冷めてるもんな!」と合点が行ったさんま師匠でしたが、当の藤本さんは「でもパレードは観たい派ですよ」と、どうしてもそっちにはなりたくない様子。しかし、さんま師匠はこんな例え。
「お前、花火見に行く不良でしょ」
筋金入りか。
「昔は悪かったんだー」と田中さんに訊くさんま師匠。が、当の田中さんは
「悪くなる前にモーニング娘に入ったんですよ」
認めちゃったよ。さんま師匠曰く、「モーニング娘に入ってなかったら今頃パパラパパラ♪やわ」。
その上、しっかりつなぎとかも持ってる田中さん。お母さんの昔の写真ではひとりだけ金髪で、自分の小さい頃の写真はパンチパーマと、もう否定のしようがないくらいそっちの人です。
そんな田中さんの両親は中学生からずーっと付き合って結婚したんだそうで、田中さんは「ラブラブなんですよ」と嬉しそうに語ります。しかし、さんま師匠以下男性陣の興味は別のところにあり、玉井さん曰く
「多分、アタマ同士だったんでしょうね」
田中さんが「分かりませんけど……」と否定しなかったため(昔のことは教えてくれないらしい)に調子に乗るさんま師匠。
「襖を開けたら木刀が入ってる」
峰には「○人殴った」と書いてあるそうです。ありそうで怖いわ……。
すっかりそっちの扱いの田中さんですが、意外なことにピンクだとかハートだとかは好きだそうで、そういうのは部屋に溢れてるそう。対して、暗黒面まっしぐらな藤本さんの部屋は、本人曰く
「白と黒」
呪術でもするんですか?因みに高橋さんの部屋は「茶色」。黄ばみ?
白と黒は「陰にこもるから、どこかに明るい色を入れた方が良い」とアドバイスするさんま師匠。実際、フジテレビは調子悪いときに廊下にピンクを入れたら調子良くなったし、いつもグレーのカントリー娘のマネージャーは未だに幸せが来ません。
しかし、藤本さん的に「ピンク」と言う色は
「辛いですね……」
なんか具体的に誰かを連想しているような気がしますが、とにかくダメなんだそう。ベッドは黒かグレーで、実の母親に
「魔女みたい」
と太鼓判押されたそう。おお……ホントにダークサイドじゃないか……。藤本さん曰く、黒いベッドは「吸い込まれてよく眠れそう」とのこと。衣装とかもホントは黒にして欲しいです。暗黒面墜ちまくりじゃないか……。
博多弁に弱いさんま師匠。というわけでさんま師匠、田中さんに色んな台詞を要求。
「これってバナナジュースっちゃろ?」
「キスしてくれん?」
「いいと?」
「抱いてくれん?」
「先行っといてくれん?」
「これとっとーと?」
何故かひとつも拒否しない田中さんのお陰で、藤本さん曰く、「いつもと顔が違う」さんま師匠。最初は「そんなの言わせないで下さい」と行っていた藤本さんも最終的に「『と』がいっぱーい」とか「かわいい」とイエスマン化。確かに………あ、何でもないです……。
「前略のコーナー」最後は、こんな大御所二人の博多弁ボケで締め。
さんま「よかとー」
ショージ「トマトー」
ポイントは幻聴のように聞こえる点です。
最近、「ヤン土ボケ講座featuringショージ」のコーナーでバカが入ると調子良い藤本さん。しかし、今回意外にも田中さんがフリ部分で大健闘。バカが居なくなった所為で藤本さんズタボロに。最初のお題では、静かなトーンで
「……分かっとるよな?」
とキレられる始末。
二つ目のお題では、藤本さんに続いてショージさんが絞られます。プロ……。余りに怒られてるので、高橋さんにまで「進まないじゃないですか!」と怒られる始末。が、その高橋さんも「おばんです」だの「オーマイ……」と言い出したりとボロボロ。なんと、誉められてるのは田中さんだけという特異空間化。オチを担当することになっても
「れいなちゃんなら出来る!」
と太鼓判を押され、実際に「頑張った」と誉められます。あの道重さんや亀井さんを押しのけて誉められまくる田中さん。ちょっと信じづらい状況でありました。
その影で、ズタボロでボコボコのヘッポコ太郎だった高橋・藤本両名。コーナーの最後に渡した「Sals」の本もお陰で「本出す前に勉強せぇ!!」と足蹴にされてしまうのでした。っていうかお前らホントいい加減にしろよ。
この傾向は次の「リスナーを癒したい!」のコーナーでも継続。毎週のように怒られるためにやってるとしか思えない藤本さんとそれに「かわいい」と言い続けるイエスマンな高橋さん。その狭間で博多弁全開で誉められる田中さん。
そんな田中さんに福井弁で対抗する高橋さん。が、高橋さんの福井弁は絵に描いたような東北出身者で、浮かぶのは「ダーツの旅」ばかりです。標準語を言わせてみれば何故かオカマっぽいしで、全くダメ。二人揃って初参加の田中さんの前に惨敗するのでした。田中さん、絶好調!
今週の「カラオケBOXさんちゃま」の替え歌は、高橋さんと田中さんによるエレジーズの曲で「振りすぎかフライパンのネジ取れそう」。ショージさんのチャーハン病を歌った歌ですが、これがなかなかの良作で、特にイントロの「焼き飯さ〜焼き飯さ〜焼き飯さ〜♪」の連呼は原曲を忘れるインパクト。みんなもエレジーズの曲に合わせて歌ってみよう!焼き飯さ〜。
さんま師匠も「良い曲」と絶賛。実際のエレジーズのメンバー捕まえてこう一言。
「お前ら、これ、歌唄たらええやんけ」
お願いしまーす!
コーナーでは誉められまくり、カラオケBOXでは歌まで披露してと、終始絶好調だった田中さん。エンディングで感想を訊かれると、
「ちょっと楽しいですね、これは」
最後の最後で不可解な上から目線にキレたさんま師匠、
「おもろいわ俺ら!!」
が、最終的には「頑張らさせて頂きます……」と謙虚になるさんま師匠でした。手応えも感じているらしい田中さんに対し、本日鈍臭いだけだった藤本さん、その理由を
「さんまさんが誉めるからいけないんですよ」
暗黒卿は逆恨みがお好き。曰く、「誰かが良いとダメ」なそうなので、多分柴田あゆみさんと一緒に出したら絶好調な気がします。実現しなくていいけど。
オマケ。
「振りすぎかフライパンのネジ取れそう」が思いの外面白かったので、歌詞を書き起こしておきます。音源持ってる人は合わせて歌ってみよう!
焼き飯さ 焼き飯さ 焼き飯さ
冷や飯を全部焼き飯さ 焼き飯さ 焼き飯さ
塩コショウごと好きよ ほら
見てよ チャーハン
やっぱり 最高
期待好きな 具で
いいよ でも
野菜 いっぱい
ヘルシーもう チャーハン病
この チャーハン好き
それ以外 有り得ないと
感じた朝だったとり
とりあえず 朝
朝にチャーハン
フライパン振るのフライパンネジ取れそう
振りすぎなのね生
卵 これから
殻を破るの
チャーハンに入れるの朝
頭 変なる
チャーハンにせんと
とりあえず