「ゲンセキ」

 出演はオジンオズボーン、川村ユキエ、ゆかい犯。

 オジンオズボーンは、既に「ゲンセキ」じゃないよなぁ……漫才も、カチッとした感じで。ただ、漫才は「同じシチュエーションをスタイルを変えて繰り返す」というタイプだったからか何なのか、なんとなく漫才ブームの頃の漫才を観てる気分にちょっとだけなりました。取り敢えず、紹介者である松竹芸能東京支社長(元・学生プロレスラー)(「めちゃイケ」有野披露宴でお馴染み)のキャラに全く勝ててなかったのが哀れ。

 川村ユキエは初見。ホリプロの女ピン芸人。木梨曰く、「デスクの人じゃないですよね?」という人。ネタは、自虐フレーズをゆっくり連発した後、何故かコール&レスポンスを始めてそのままはける、というなかなか勝手な感じ。なんとなーく「笑顔で定型フレーズのないヒロシ」という感じ?無理矢理か。面白くないわけじゃないけれど、このタイプは飽和状態なので、これから大変だろうなぁ……とちょっとだけ気の毒です。

 ゆかい犯も初見。「モーニング娘に会いたくて芸人になった」という二人組。取り敢えず、「カツラを被らないとまともに喋れない」という時点で、僕は猛烈に応援したい。そういう奴歓迎。ネタは、ブラジル人ドライバーの漫談にアメリカ人が割り込んでいる印象。その、今更誰もやんねぇだろと思うぐらいのベッタベタな外国人演技や、じわじわと来るフレーズなど、割と面白かったんですが、正直なところ紹介者の東京NSCの人の「同期のオリエンタルラジオを凌ぐ……」というほどにはまだ見えず、と言ったところでした。

 そしてもう一組、「週間ネット投票一位」としてU字工事が登場。いよいよわけわかんねぇなネット投票。U字工事に関しては、特にいうことなし。いつもより多く自らを殴ってたぐらいで、面白かったです。

 コント番組的には、取り敢えず申し訳ないけど川村ユキエは無いだろうなぁ……。ゆかい犯は、他のメンバーによっては有り得そう。そのキャラクターに目を付けて、よからぬ企画を考える奴多そうだしTBS(←偏見)。オジンオズボーンは可能性はありそう。U字工事は全く予測不可。でも、もし入れるとしても、これを制御するだけのコントを作れるのかがまた別の問題としてありますが……。

 予告でバッドボーイズの姿が。段々、「ゲンセキ」じゃない奴もチラホラ混じってきていますね。別に良いんですけど。