「ダウンタウン笑いの祭典予選会」

 「ザ・ドリームマッチ」の抽選記者会見及び、それぞれのリアクションを放送。

 個人的な思いをここに書いておきますと、「ザ・ドリームマッチ」という番組には一切期待していません。多分、今回出演する 16 人は、大小はあれどそれぞれ傷を負って終わると思います。

 まず「記者会見をする」というセンスそのものが既にスベっているし、その記者会見自体も、選ばれた側のその場の生のリアクションを見せられないというグダグダなもの。そりゃ、スケジュールの都合等あったんでしょうが、それならそれで別の方法を考えるべきです。後で報告に言って、個人でリアクションさせるのと、ダウンタウンにコメントされながらのリアクションはどう考えたって違うし、そのリアクションこそがまず「シャッフル」という企画の第一歩の筈です(「内P」の同企画然り)。

 更に「コンビ」で「シャッフル」して「真剣勝負」する企画主旨なのに、シャッフルの中に平畠が入っていないのが信じられない。代わりに入れてるのが出川哲郎という時点で、「真剣勝負」等という言葉は泡沫になって消えてます。あくまで経験者が違う経験者と組んで戦うからこそ「真剣勝負」は成り立つのに、未経験者(出川は未経験者じゃなくて「経験の少ない」芸人ですけど)を入れて、最低一人はハンデを背負わせていることになるからです。平畠でもそんな変わらないだろという意見もあるでしょうが、それでもそこは平畠を入れるべきだったし、どうしても出川出したいのなら、他に未経験者のピン芸人なり何なりを相当数組み込むべき。

 万が一、この番組が面白く仕上がったとしたら、それは芸人達が本当に頑張った結果であって、この番組自体は本当にしょーもないという気がします。立案時点でこれだけヤバイ代物を、「 10 年続けたい」と本気で言ってるのだとしたら、松本人志じゃないですが「頭おかしいのかな?」と言う感じです。

 そんな、新年前から不安増大の事前番組でした。頑張れ芸人達。