「マジカル美勇伝」

 「必死らくがき」続き。

 お次のテーマは「自由の女神」。加護亜衣さんが「何持ってんだっけ?何持ってんだっけ?」と困っております。ついには「スティックですか?」と言い出し、バッファロー吾郎・木村から「スティックではありません」と言われます。

 まずは岡田唯さんから。岡田さんのは、胴体が間に合わず、土台と足の上に生首が浮いているという見ようによっちゃ気味の悪い絵でしたが、木村からは「これはポイント高いですよ!」と誉められます。

 次の里田まいさんは割と普通な感じ。ただ、頭に何故か紐巻いちゃってるため、木村からは「アラブの方ですか?」と言われます。が、これも「悪くはないです」と言う評。

 加護さんは、一言で言うとおかっぱの針金人間。右腕が左腕の 30 倍ぐらい長くなってる未来の生き物系。なんか「漂流教室」に出てきそうです。木村も大爆笑して「これは頂けませんね」という評。辻希美さんは単なる棒人間。

 で、すっかり問題児と化した三好絵梨香さんの作品は腕だけ描いて、胴体はホワイトボード消しを貼って「代わりです」ととんでもない解釈をさせます。流石にこれは認められず、特別に時間を与えられ加筆を許可されますが、三好さんが加筆したのは棒人間な胴体と何故か逆三角な土台。木村が「そんな細長くないですよ」と注意すると、三好さん「もういいです」と

「描けない!描けないです!!

開き直りました。開き直ってもちゃんと敬語に直すのは偉いけども。結局、ここでポイントを得たのは木村の「大まけ」で三好さんがゲット。

 続いては最後のテーマ、「サイ」。

 辻さんは、胴体は楕円だったものの、横から見たマスコットキャラっぽいサイ。辻さん自身も自信があるのか、「サイ!サイ!」と意味不明の連呼をします。すかさず木村からは「サイって何回言うの?」とツッコミが入りますが、「かわいい」という評。好評な辻さん、今更「落ち着いて描けばいけるかも知れない」と全員にアドバイス。いや、そうかも知れないけど、もうお終いだからね、このゲーム。

 続いては自信なさげな加護さん。自信なさげな割りに、もの凄くやる気のない顔のサイでした。隣では、里田さんが

「そうか、耳とかあるんだよね……

と恐ろしいことを口走っています。

 その里田さんのサイは、サイっていうか和式便器に近い形。苦し紛れに便器で言うアーチ部分に目がついてますが、その部分に目があるのはワニです。木村からは「何の生物なんですか?」と訊かれるような代物。

 お次は絵ではまともな岡田さん。何故か正面アングルのサイで、サイと言うより角が生えちゃった豚みたいな出来映えでした。正面アングルの理由は、岡田さん曰く「怒ってて、こっち来てるんです」とのこと。木村が怒ってる理由を訊くと「人間がサイに当たった」んだそうです。木村、

「人間がサイに当たったら一撃ですよ。お終りですよ

その通り。

 そして最後の問題児、三好さん。「良い感じです」とまた要らん前振りをして出したサイは、もうサイというかユーラシア大陸でした。木村もツッコミ放棄。

 そんなわけで、この回のポイントは辻さんに。この回の必死クイーンは合計 20 Pで辻さんに決定。辻さん自身があんまり嬉しそうじゃないので、「必死クイーンだよ」とフォロー入れる里田さんがとてもお目付役っぽいです。

 明日もこの面子。ホントにリーダー抜きで最終回なんだろうか……。