「お台場明石城 YAMATO」

 「ヘキサゴン」「メントレ」と当たりを続ける大当たりプロデューサー・神原とドラマからバラエティに飛ばされた挙げ句、「力の限りゴーゴゴー」「平成日本のよふけ」「笑う犬の太陽」と担当番組が続々と終わる打ち止めプロデューサー・高橋のプレゼン対決。

 自分の幼い子供と奥さんを使ったあざとい自分PRVTRで責めてきた神原に対し、細川たかし「人生希望と辛抱だ」に乗せて悲惨な経歴をただ流すだけの高橋。この悲惨な高橋の経歴について、丁度奉行としてきていたドラマ制作センターのお偉いさん、名物P・栗原に訊いてみると

「(ドラマプロデューサー)大多くんの枠から外れてたから……」

まぁ、作ってたのが「スチュワーデス刑事」ですからね。そりゃ合わない筈だ。

 神原のプレゼンは「教えて!クイズ王」。その昔、「クイズ王決定戦」という番組で名を馳せたクイズ王五人を集めて、視聴者からの疑問に答えるというもの。神原曰く「何でも答えられる」そうで、「人はどうして人を好きになるのか?」という疑問にも科学的に答えられるそうです。ちなみにさんま師匠はロマンチック担当だそうです。えー。

 対して高橋がプレゼンするのは「CIVIRE MA SHOW!」。このタイトルを見て、さんま師匠しみじみこう一言。

「そりゃ合わん筈やわ……」

内容は、過去幾多の名言をゲストが紹介して、担当の人に読ませ、その名言に感動した度合いを観客からの投げ袋で判定するというもの。先走った高橋、なんとこのスタジオで再現します。突然後ろの障子が開いて、速水亮さんが現れ、マドンナの名言を読みます。が、みんなの心には響かず、栗原の「プレゼン見て思ったんですけど……」と前置きした

「高橋くんの人と成りが大多君と合わなかったんだなぁって」

という会心の一撃に続けて、水口さんのこの一言でトドメ。

「ここでやったからもういいんじゃないですか

さんま師匠は「から騒ぎのオープニングとカブる」ということで難色。更に水口さんが、胸の名札に「お台場明石城」と書いてある高橋に一言。

「これはまずいんじゃないですか。この番組終わっちゃいますよ

さんま師匠、「行くとこ無くなるわ!」。あまりにも可哀想。

 結局、栗原が「どちらも見たくない」という有り得ない裁定を下したため、残りの奉行とさんま師匠での多数決で「クイズ王」に決定。さんま師匠、最後に高橋に一言。

「この企画も、終了

 頑張れ、負けるな高橋P。