劇団プロデョーヌ第 1 回公演「真夏の夜の夢」完全版

 もう三年も前になるステージの舞台な上に、この番組(「内村プロデュース」)が今も存続しているため、どうしても内容以前に感慨の方が先に立ってしまいますね。ああ、そう言えば猿岩石って手裏剣トリオ」って改名してたな、とか。今はもうホスト専業になってる森脇も、この頃は「普通キャラ」で頑張ってたな、とか。猿岩石ばっかりかよ。

 あと、ナレーションの人がまだ「ぷっ!すま」の人だったり、テロップがまだ何の装飾されてなかったりと、これを観ると内Pの変遷に思いを馳せずにはいられません。あの頃は、まだおさるや原口がレギュラーでした……今はおさるは年に数回な上に改名し、原口に至ってはもう出演さえ……。それに、アシスタントは徳永アナで、しかもこの頃、徳永アナは新婚でイジられまくりでした………遠い昔のようです。

 更に、三村がまだまだ“ツッコミの人”だったのも感慨。「ボケろ」と言われてるのにツッコんじゃう三村。今なら三村ダンス等々、ボケるネタ満載でありますから。ツッコミそのものも、まだまだ大声張り上げての形容ツッコミで、今のような訳わからんツッコミでは無いのも注目。三村マサカズは、日々進化しております。対して、大竹の変わらなさが壮絶です。「猫が寝込んだ………永遠に……」って言ってるよ。

 ステージ自体は、当然のように面白かったです(そりゃ、これだけ芸人集めた上にちゃんとそれぞれに“芸人として”の見せ場を持たせてあげるのだから面白くない訳がない)。でも、色々下らないことしつつも、ちゃんと原作のストーリーは守っているのは感心いたしました。最後のウッチャンの「部活みたいで楽しかったです」の言葉通り、本当に馬鹿馬鹿しくて、正直なところ意味なんか殆ど無いのですけど、ただただ楽しさだけが満ち溢れてて、観てて良い気分になれるビデオでした。

 そんでもって、稽古風景でのウッチャンは男前過ぎると思いました。しかもその稽古から、メンバーの空気が良すぎてちょっと怖いくらいでありました。そりゃ、長く続くよなぁ。