「内村プロデュース」(前)


  7 月某日、四谷放送センターに私服でてくてくやってくる一人の男。受付の人に「オーディションの方ですか?」と言われ、素直に「そうです」と応じて名簿に名前を記入するその男の名は内村光良。その後ろを談笑しながら通っていく 4 人の男達。さまぁ〜ず、ゴルゴ、ふかわ。彼らはNO PLANの現メンバー( - 1 )。彼らに哀れな目で見られ、「オーディション頑張って下さい」と言われた内村は、彼らを目で殺しながら、用意されたオーディション参加者控え室へと去っていく……。こうして、内村の熱く長い一日が始まったのである!

 いやぁ、この変則オープニングはかなり好きです。いつもの「こんばんはっ!内村プロデュースでっす!」じゃないオープニングではなく、こんなこまっしゃくれたコントで始まるのも、たまには良かですね。

 内村が控え室に入ると、そこに控えるは有田、アンタッチャブル、土田の四人。「内村さん、今日こっちなんですか?」と驚かれたり「歌下手でしたもんね」と痛いところ突かれたりしながらも、淡々と準備をする内村に支給された衣装は……。その頃、NO PLANの楽屋では、今回の企画は、内村が飲み会で「何でもやるよ」と言ったことがきっかけだと三村から報告があります。そこにやってくる男、レッド吉田。実は彼は本日、 38.8° の熱を出している体を押して「内村さんの姿を見届けなければ……」とやってきたのでした。格好いいぞ、レッド吉田。

 そしていよいよ、内村にとって過酷なオーディションが幕を開ける!!

 そんなわけで、今回は「NO PLAN新メンバーオーディションをプロデュース」。内村が脱退しているため、三村がピコピコハンマーを持って第一声を放っているのがとても新鮮であります。紹介されて登場したオーディション参加芸人達は、NO PLAN意識の黒いスーツとサングラスの有田、茶色いスーツとサングラスの土田、普段着にサングラスの山崎(大竹「香港の俳優のオーディションじゃないからな」)、紺のスーツにサングラスの柴田、そして元リーダー、黒いスーツにおもしろ刑事風サングラスの内村(土田「プライベートのブルース・リーみたい」)。

 元リーダーとして煽られた内村は、瞬間湯沸かし器の才能を発揮していきなり「ふざけんじゃねぇよ!」とブチ切れ。しかし、そんなときの為に用意していた三村の必殺兵器。リモコンを押すと、「おいつーめらーれて……」とあの歌が流れてくるのでした。これには流石に内村も大人しくなるしかありません。

 三村の仕切りに文句を言われながら、早速「ぴったし内P」へ。しかし、三村まで解答席に並び、司会者不在の状態に。結局、元リーダー・内村の鶴の一声「くじ引きで決めればいいじゃない」で、クジの結果、ふかわりょうが司会に。それぞれの挨拶の後(「わんわんわん」「ナ〜イズプラ〜ン!」)、恒例「一枚の写真」へ。

 しかし、ふかわは周りに惑わされまくるわ、突然キレるわ、台本を見っ放しだわ、一発目から正解にしちゃうわ、時間差で正解にするわ、圧力に屈するわで、解答席からダメ出しが噴出。結局声を裏返らせて瞑想に入り、最後には、ゲストの安めぐみに殆どの進行を任せてしまう始末で、まともに回せず、勢いづく前に終わらせてしまうので面白解答は殆ど出ず。残念無念。

 続いては、安仕切りの「安P」になって集団面接。内村は三回中二回の面接でかっちりオチ担当にさせられますが、二回目のオチでは、NO PLANに逆に質問。不意打ちを食らったNO PLANは各々よく分からない解答をし、大竹に至っては下ネタを発動(後に反省)。

 そして最終審査へ。