「お台場明石城」


 声がガラガッラのさんま師匠。どうやら27時間テレビ終わりらしいです。今年の27時間テレビの成功で、フジテレビ局内は大分沸き立っているらしく、それに対してさんま師匠は「俺は成功とは思ってない」とチクリ。でも、今年のは大分賭けだったらしく、去年まで主導権を握っていた情報班から、バラエティ班が無理くり奪ってきたので、これで失敗したらフジのバラエティ班に後は無かったんだとか。よかったね、バラエティ班。

 そんな訳で、「明石家さんま史上最強打線」の試作版。

 オープニングに、なんと「すぽると!」をパロッたものを使う懲りよう。そして、三宅アナと内田アナがしっかりあのスタジオでナビゲート。本物の野球情報っぽく、「今回の試合は……」とか言っておりました。

 形式としては、合コン後の反省会が主体で、そこで出た議題ごとに合コン映像を挟むというもの。さんま師匠が今回用意した打線は、谷原章介石原良純松尾伴内の三人。谷原さんは、ある種の余裕が漂うのに対して、石原はどこかオドオドとしている好対照な二人であります。そして、松尾はいつもの様子。

 この三人は合コン中もそれぞれしっかりとした役割を果たし、ひたすら「かっこいい」と誉められ続ける谷原、天気の話題を折角振られているのに「夏は晴れだよ!」など、素人でも言わないようなテキトーこく石原(本人曰く「走り込み不足でした」)、そしてただひたすらさんま師匠の発言に対してのオーバーリアクションに全精力を傾ける松尾(「ウワッ!」「エーーーッ!」)。さんま師匠はと言えば、「そんなん似合うわけない……似合うわ!」と数時代前のリアクションを発したり、勇み足で電話番号訊いて玉砕したりしてるのでした(本人曰く「自分で見てて恥ずかしかった」)。

 みんなして、特に石原が反省している中、結論として、相手方の評価メールが届きます。MVPに選ばれたのは、なんと石原良純。曰く、「自分から鍋を作ったり注文したり、色々な気配りをしてくれた」そうです。実際その様子も流れ、さんま師匠も「こんなことしてたんや」と意外がる程の地味な活動でした。対して、最下位は松尾。曰く「女の子よりも、さんまさんに気を遣っていた」だそうです。そりゃあ、あんなリアクションばっかしてればねぇ。

 谷原の評価は「テレビで見るクールなイメージと違ってよかったです」。「カミングダウト」とか観てる人には別に意外でも無いのですが。そして、さんま師匠の評価は「から騒ぎの司会みたいでした」。やっぱそうなるのか。結局、「また会いたい」という言葉を引き出した、ということで最強打線は今回は勝利と言う運びになりました。

 最後は、再び三宅アナと内田アナで、別試合の速報。曰く、ウド鈴木主催の合コンは、見事に玉砕したそうです。また次回。

 見終わっての水口さんの評価は「若い人にはウケるかも知れないが、いい大人が見るかどうか?」。港さんは「面白かった」。さんま師匠に「打線入りたいんじゃないの〜?」と見透かされる港さんです。

 結局、さんま師匠の「深夜ならいけるが、ゴールデンではとてもとても」という結論で、今回も不採用。次回頑張って下さい。

 最後の最後に、フジテレビの社員募集のCMが入るのが笑いました。何でもアリだなフジテレビ。送ったろうかしら。