「さんまのまんま」


 ゲストは小野ヤスシ加藤茶

 複数ゲストで、さんま師匠が一番年下という、結構久しぶりな構成。その所為か、さんま師匠はいつもに比べると大分控えめで、徹底して「聞き役」になっていました。最近では、かなり珍しさんまであります。

 代わりに喋りまくったのが小野ヤスシ。でも、喋りまくってる割りに、中身は殆ど無いのが面白かったです。「俺はモテてた」とか、加藤さんとドリフの悪口とか。この人久々に観たけど、こんなキャラだったっけか?

 ドリフ話も満載で、いかりやさんの加入経緯や、ドンキーカルテットとの分裂話から、若気の至り話や、加藤さんの冷え性とか本当に面白い話ばかりでした。小野ヤスシが、自分で振った話題を次々置いていって脱線していくので、予想外に話がうすーくひろーくなったお陰です。元気すぎる左とん平さんを表す擬音(ジェスチャー付きで「今でもンンン〜だよ!」)は面白かった。

 一番笑ったのは分裂話のときの「こいつ(加藤)は、嘘付いたり裏切ったりしても心が痛まないんだよ」と小野が悪口言ったら、さんま師匠が「ドリフの方が伸びると思ったんでしょ?」と訊いて「そう」と答える加藤さん。色々言ってるけど、やっぱりそうなんだなー。追い打ちで加藤さんが「そんなに下品だからドンキーは潰れたんだよ」と言ったときの「潰れたんじゃない。解散だよ」等の訳の分からない小野の反論もいちいち可笑しかったです。