「春のフジテレビ大反省会 `04」


 本当は今回で第六回目ぐらいのはずが、本当に反省しなきゃいけないことが出来たために、今まで延期にされ、ようやく第三回目が放送。明石家さんまフルスロットルの二時間でした。そんなわけで、放送していない地域の方々のために、ものすごいダイジェストでお送りします。

 平畠とものまね王座いじりに始まり、序盤は名物プロデューサー・きくち伸いじりから。「堂本兄弟」の三周年パーティーの帰りだとかで、既にベロベロで、目は細く、今にも寝そうな顔で登場しており、さんま師匠から「起きろ!」と言われ続ける始末に。しかも「なんでえなりくんのパネルは用意しないんですか?」と言う苦情に「えなりくんのパネルは……別に……」と実にリアルな話をしようとしてさんま師匠に「それ言っても大丈夫なのか?」と問われると、「これ生放送じゃないでしょ?」と大ボケ発言。酔いすぎ。このあとには、とうとう視聴者からも「寝るな!」とFAXを送られるなど、堕落っぷりを披露。

 次に苦情の来た「トリビアの泉」で紹介された「まんまは宇宙怪獣」のトリビアに「俺、ずっと犬やと思ってたんやけど」と身も蓋もない発言。真相は、番組開始当初にさんま師匠自身がいつもの出任せで「宇宙人ですね〜ん」と言ったことが発端だった模様。

 ゲスト第一号のビビる大木の「なんでゴールデン行ったら会長から外したんですか!」という不満に対して、プロデューサーの宮道さんが「ちょっと……」とリアルすぎる反応を示し、しかもそこで丁度CMに入ったため、さんま師匠のツボに直撃。ここから、1 時間ぐらい引っ張り続けることに。

 そこに目を付けたのがあの三宅恵介。「おそく起きた昼は……」の放送時間に対する苦情にわざと「ちょっと……」と言ってCM入れさせるというネタを強行。これには流石にさんま師匠も「ちょっと……」禁止令を発令。しかし、それにもめげず、「遅く起きた昼は……」でネタ作ったり、「トリビア」のプロデューサーとADの席を入れ替えさせて「宮道さん……あっ顔が違う!」というネタをさんま師匠にやらせたりと、やりたい放題。恒例の「◯◯部署の◯◯に伝えておきます」も披露。

 その後に登場した「ロバートホール」からくりぃむしちゅーに、さんま師匠はいきなり「今日のものまねではスベっとったな、長州力とか」とダメだし。それに対して上田が「この前ロバートホールの現場で「あんなに笑い取りやがってこの阿呆」って言われたんですけど、一体どの程度だったら怒らないんですか?」と質問。その答えは「ああ、くりぃむも面白いけど、さんまさんの方が面白いな、ってぐらいや!」とのこと。よって今後、くりぃむにはどんなに笑いを取ったときでも「でもやっぱりさんまさんの方が面白いよ」と言う義務が課せられました。

 「ロバートホール」に対して寄せられた苦情は、「なんでロバートが出てないの?」というもの。それに対してプロデューサーは丁寧に由来を説明。それに続いて有田が「夢だったコント番組に。30 代になってようやく」としんみりした話をして何故かひと笑い獲得。さんま師匠悔しがる。

 その後「めちゃイケ」から光浦が登場。「期末テストで勝ちすぎ」という苦情だったが、一緒に出演した千野アナや有田がヘボすぎたと回答。続いて、実の父親に「器量がない子は勉強ぐらい出来ないとな」と言われ、他人が甘酸っぱい青春を送ってる間、勉強でもしないと時間が潰れなかったと。これが後への伏線に。

 そしてここからが今回の注目。「ヘキサゴン」でのフジアナウンサーのダメっぷりについての苦情だったが、アナウンス室長は「かわいらしいですよね」と話にならず、流れで「ヘキサゴン」のディレクターとして紹介された、村上という女性。こいつがとんでもない奴で、まず始めにさんま師匠が言った紹介の言葉が「お前か、湊さんをたぶらかしたのは」。

 湊さん(とんねるず木梨のものまねでお馴染みのあの人)に、泣きながら「部署変えて欲しいんですけど〜」と訴えて本当に変えて貰ったという逸話があるそうで、それに対して「私は報道になりたかったのにバラエティに配属されたから」と言い放ち、芸人達は「俺たち、泣くようなところで必死で仕事してるんだな……」としんみり。更にさんま師匠は「そんなとこでBIG3言われても嬉しくないよね」。その後も終始「お笑い芸人如きが」という目線。これには流石に大木・くりぃむ・光浦の芸人達は抗議するが、何故かさんま師匠は「バラエティ希望じゃないんだからしようがない」とかばう。上田に「この人(村上)にとってはさんまさんはビッグ3じゃなくてスモール3ですよ」と言われ、しかもそれに村上本人が頷いているのに。

 村上の傍若無人ぶりは止まらず、「あいのり」の特定の出演者に対しての思い入れに関しての苦情に回答するため今田耕治が電話出演。今田が「(脇毛の剃り残しがあるような)久本さんと一緒に番組やってると、ストライクゾーン広がりますわ」と言った後、「でも、スタジオの村上みたいな奴は大っ嫌い」と言った流れで、さんま師匠が「今田にみたいなタイプは?」と村上に訊くと「きらーい」と即答

 今田はなんとか子供みたいな「こっちこそ嫌いじゃ」みたいな反論をするものの、その声からマジで凹んでる様子が見て取れ、さんま師匠にも「兄さん、どっちの味方ですねん」と言う始末。最後には、CM中に「もういいです……」と電話を切ってしまう。次に餌食になったのは光浦。あまりにも芸人を見下しているので、さんま師匠が試しに「光浦みたいな芸人どう?」と訊くと「かわいそう」ともの凄く芝居がかった鼻声で回答。光浦、泣く。くりぃむに「言い返せよ!」と言われても「もういい、もういい……」とひたすら泣く。

 その後も止まらず、CM明けで抜かれたのに、全く笑わず、ふてぶてしい表情に対してくりぃむが「俺らは笑顔が下手だから 10 年も売れなかったんだぞ!」と激怒。有田に至っては「今はテレビ出たくない人が出られる時代なんですか!?」とまで言う。番組が終盤に差し掛かっても態度は変わらず、さんま師匠に振られても本気で嫌な顔をして拒否という有り得ない反応を示し、芸人達と一部の視聴者(というか僕)を著しく不快にさせる。しかし、結局さんま師匠が「でも結局は、みんなお前が美味しいと思ってんねんで」と言うと、芸人達はお決まりの「今後もお願いします。」。

 そして、番組最後。トータライザーを使い上田が「今の番組を降りたい人」とアンケートすると、47人中5人が該当。しかもその中には村上は含まれていないようで、なんだか後味の悪い終わりに。しかもそこに加えて光浦が「あいつ(村上)を、鈍器で殴る」と宣言。しかし、それに対してでさえ、「いいよもう」みたいな態度で拒否。最後の最後まで、見下していた。

 あとこの番組で出てきた新情報として、さんま師匠の4月からの新番組は確定。曰く「遊びの番組」だそうで、毎週ディレクターが変わり、内容はまだよく分かってない様子。楽しみ。

 加筆の可能性あり。