Miles Davis「Kind of Blue」

TheMan2003-11-15


 アンケートの推薦文。

もしジャズという音楽をきいた事が無かったのなら僕はこのアルバムをお薦めします。この静謐な美しさにしびれてくださいませ。(59年発売)サイドメンバーもコルトレーンエバンスと超一流です。

 ジャズに関しての知識は、一切持ち合わせておりませんので(Amazonnに書いてある殆どの子とが意味不明ですから。「モード」ってなに?)、音楽的な感想は一切放棄した感想を(いつもそうだとか言わないように)。

 僕が「ジャズ」と聴いて思い出すのは、「シャンシャン」となるハイハットに、ボンボン鳴るウッドベース。音楽を聴くとき、ジャズかそうでないかの僕の判断基準は常にそこ。

 で、このアルバムでは、それがふんだんに鳴っていて、「ああ、ジャズを聴いているんだ」という気持ちがまず起きました。じっくり聴くと、推薦文の通り美しいですし、「音」としての美しさだけでなく、曲、そして演奏としてもとても美しいですし、たまに入ってしまっているノイズも、その美しさを逆に引き立たせていて、色んな物が聴き手を演奏に聴き入らせてくれます。くれますが……。

 正直、個人的にジャズはまだ「楽しい」音楽ではないようです。先日のキリンジの新作のときも書いたように、この1枚はまだ僕には「美術館の絵」。しかし、決してもう聴きたくない音楽ではなく、これから色んな物を試していこうと思います。

 アンケート回答有り難う御座いました。