「師匠」について。

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 僕が「師匠」と書いているのは、別に業界人っぽくしてみたいとか、そういう訳では勿論無く、本当に小さい頃から見続けているのに、同じ事(内容はともかく)をやり続けている人たちに対する、個人的な尊敬の念からです。サイトの「兵」のコンセプト的にも、そう敬称にするべきかな、と(前から見ていてくださっている方は分かるかも知れませんが、僕が「師匠」と書き出したのは割と最近です)。

 だから、明石家さんま志村けんを、僕は心から「師匠」と呼びますし、ビートたけしや島田伸介は「師匠」とは呼びません(勿論、嫌いではないですが、残念には思います)。

 それに、僕なんかは、小さい頃は、テレビが唯一無二の娯楽だったもので……明石家さんまの番組で笑い、ドリフや「大丈夫だぁ」で笑う、それが習慣だったし、年が明ければフジの漫才特番を観るのも例年行事だったし。うわ、暗……(自分で言うな)。そういう人たちは、既に好きとか嫌いとかというより、やっぱり「師匠」と呼ぶのが一番しっくり来るんですね。

 多分こういう感覚は、小さい頃に漫才やコント、そしてテレビが大好きで、見続けてきている人には分かってもらえるんじゃないか、と思ってるんですが、どうでしょう?ダメ?単なる自意識過剰?

 夢路いとし・喜味こいし師匠は、毎年必ず一回はテレビで拝見してましたし、つい何ヶ月か前も「笑いがいちばん」で笑わせて頂きました。僕にとっては、十分「師匠」と呼べる人たちです。改めて、合掌。

 ただ、こういう訃報を聞く度、いつかは僕にとっての「師匠」たちも亡くなってしまうんだなぁ、テレビに映らなくなる日が来るんだなぁ、と思うと少し寂しい気持ちになりますね。