カーネーション「LIVING/LOVING」

 ヴォーカルがかなり男っぽいのと、サウンドが割とバンドサウンドで、その辺が少し意外でした。といっても「和製XTC」「ねじれ系ポップ」というたったふたつの単語から、自分の中で作りあげちゃった偏見からしたら、って話ですけども。しかも僕はXTCを聴いたことがない(書く資格がない)。

 amazonのレビューを読むと、これはカーネーション的には大分「削られた」サウンドらしいので、従来のカーネーションがどういうサウンドを鳴らしていたのか気になるところですが、その前にXTCだな……。

 メロディはとてもポップで、柔らかい感じ。でも、サウンドは前述の通り基本はバンドサウンドで、時々とがったりするのだけど、サウンドが詰まりすぎず足り無すぎず、とても「音の隙間」の作り方が絶妙だと思いました。