「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 -レインボーブリッジを封鎖せよ！-」

　観てきました。弟と。混んでるかと思ったらそうでもなかった。田舎の特権。

　取り敢えず、まず最初に言っておきたいのは岡村隆史の扱いについて。

　なんだか、公開前は色々と喧伝されてて、ナイナイのオールナイトニッポンにプロデューサーが出演してまで「笑い無し、台詞無し」とアピールしてたからそう思ってたのに、実際は（ネタバレにつき反転）ジョビジョバのリーダーの方が、その喧伝内容に沿ってるという謎。これは、オトナの事情か、はたまたプロモーションそのものが壮大なコメディショーだったんでしょうか……。

　もともとテレビドラマなんだから、仕様がないちゃ仕様がないんですが、あらゆる面（演出、コマ割り、脚本等）がテレビ的なので、その辺がきっと映画人の方々にはイヤーな感じなのかな、という気がした。「映画」なら、織田裕二にあんな空気を読めない演技はさせないでしょうし、真矢みきもあんなにすぐに分かりやすく挫折させないでしょう。

　でも、僕はとても楽しめました。笑いのツボ浅いので、小ネタが出てくるたびに笑ってましたし。SATの集団の先頭をコートをはためかせながら走っている画には、素直に格好いいと思ったし。

　最後によっつほどネタバレ込みの疑問などを。

　ひとつめ。寝ずに捜査してたはずの青島さん、いつ恩田さんの血液不足しているということを聴いたんだ？そして、何で突然署の前に輸血車が来ているんだ？

　ふたつめ。銃を持っていることが分かっている犯人の捜査に、青島くんひとりで向かわせるのは、いくら現場を大事にするからって、危険過ぎじゃないのか？しかも青島くん、銃持っていって無いし。

　みっつめ。潜 水 艦事件って何？

　よっつめ。リーダーの居ない組 織に向かって、青島くんは「リーダーが良ければ違う」みたいなこと言うのだけど、やっていることはリーダーの無視なんだから、実質相手とやってることは変わらないんじゃないかと思うんですが、どうだろう。