「古今亭志ん朝1」

……見なかったことにしませんか?


 恥ずかしいことに、しっかり「タイガー&ドラゴン」の影響で落語のCDなどいろいろ聞いているのですが、最近聞いた中で面白かったのが、この盤に収録されている「お見立て」。色々聞いても、未だにCDの中のお客さんが笑ってるところで「え?今のどこで笑うの!?」と困ることがいつまで経ってもあるわけですが、この話は比較的それがあんまりなかったのです。

 いつだったか、爆笑問題・太田と糸井重里の対談だったと思いますが、「最初に聞くなら志ん朝」と言っていて、「あぁ、なるほどなぁ」と思ったりしています。専門的なことは一切分かりませんが、とにかく単純に聞きやすかったし、同時にとても情景を思い浮かべ易かったです。

 「お見立て」は、ウソがウソを呼ぶタイプの噺。アンジャッシュとかにコントにして欲しい感じの噺です。特に後半部なんか、僕の中ではアンジャッシュが演じてましたから。こんな例えで申し訳ないですが。なんか知らないけど、この噺のオチ(サゲっていうのか?)が妙に好き。